これさえ知っていればどんな知識人にも勝る! 最強の知識
こんにちは、時々哲学の本を読むハルハロです。
みなさんは自分がどれほど物知りだと思いますか?
人並み以下でしょうか?常識はある方でしょうか?それとも博学でしょうか。
今日はどんな知識にも勝る最強の知識を皆様にお伝えしようと思います。
最強の知識、それは無知の知
結論から言いますと、最強の知識とは「無知の知」だと思っています。
無知であるということを知っているという時点で、相手より優れていると考えること。また同時に真の知への探求は、まず自分が無知であることを知ることから始まるということ。哲学者ソクラテスの言葉、概念。
少しわかりにくいですが、「人間は全てを知りうることなどできないのに、あたかも何でも知っていると思う人間より、自分が無知であることを自覚できる人の方が少しだけ優れているよ」ということです。
ひねくれたとんち話のように聞こえますが、意外とこれは実用的な知識です。
次の章では自分が無知であるという知識がいかに実生活を豊かにするのかをご紹介します。
無知の知を持つことの効用
寛大になれる
自分が無知であることを知っていると、例えば人が何かを意見した時に批判をすることがなくなります。さらに、自分が人に嫌な気持ちを抱くことも少なくなります。なぜかというと、自分が無知であることを自覚していれば、人の意見の裏にある自分が知らざる理由の存在を意識することができますし、嫌いな人に対しても、自分が知り得ない事情があるのではないかと冷静になることができます。
無知の知は、僕たちに批判することへの慎重性を持たせてくれます。他人や、他人の意見への慎重さは僕たちに大きな気づきを与えてくれると同時に、人のことを嫌ったり、批判したりという精神的負担を軽減させてくれます。
好奇心が増す
自分がどれほど多くの情報を手に入れようと、物事を知り尽くすことはできないと悟った時、僕たちは知的探求をやめません。もしも「もう僕はすべてのことを知り尽くせたぞ」と満足してしまえば、もう学ぼうとすることはなくなります。
自分を俯瞰できる
自分の物の見方や、考え方、つまり主観を作り上げる物ってなんでしょう。それは自分の知識や経験です。
この知識や経験に自信を持てば持つほど、主観から抜け出すことができなくなります。つまり自分がやっている物事や、自分の考えを第三者視点から見ることができなくなるんですね。
自分の経験や知識が十分なものではないと考えることができたらどうでしょう。常に自分の主観を信じきることなく、すぐに俯瞰的、第三者的に自分の行動を見つめ直すことができて行動や思考の軌道修正ができると思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
この「無知の知」、知っているだけで世界の見え方が変わってきます。
今日からあなたの行動や思考も少しずつ変わっていくことでしょう。